ライン使い・単品・オールインワンの違い|化粧品を使ったことがない50代が、組み立て方を調べてみた

最小セットが分かっても、次に迷うのが、どう組み立てるかです。お店にも、ネットにも、「ライン使い」という言葉や、「1本で済む」というタイプ、バラバラに選ぶ方法など、いろいろな進め方があります。化粧品を使ったことがない私は、まず、その違いが分かりませんでした。ここでは、3つの組み立て方を、特定の商品を挙げずに整理します。

スキンケアの3つの組み立て方を並べたイラスト。同じ形の容器を4本そろえるライン使い、色の違う容器を組み合わせる単品の組み合わせ、1本で済ませる方法

組み立て方は、大きく3つ

調べてみると、組み立て方は、ライン使い、単品使い、オールインワンの3つに分けて説明されていました。

用語メモ|ライン使い
化粧水、乳液、美容液など、同じブランドの同じシリーズのアイテムを、そろえて順番に重ねて使うやり方のことです。
用語メモ|単品使い
化粧水は〇〇、乳液は△△というように、アイテムを1つずつ別々に選んで、組み合わせて使うやり方のことです。
用語メモ|オールインワン
化粧水・美容液・乳液・クリームなどの役割を、1つの商品にまとめたものです。
  • ライン使い:同じブランド、同じシリーズのアイテムを、そろえて使う。
  • 単品使い:アイテムを1つずつ、別々に選んで組み合わせる。ブランドが違ってもよい。
  • オールインワン:化粧水や乳液などの役割を、1本にまとめたものを使う。

ライン使いで言われていること

ライン使いについては、複数の解説を読みました。いずれも、化粧品の販売会社やメーカー、メディアのもので、参考程度にしています。

メリットとして挙げられていたのは、次のような点です。

  • まとめて選べるので、時短になる(@DIME、2017年)。
  • メーカーが決めた使う順番や量に従えば、迷いにくい(@DIME、ナールスエイジングケアアカデミー)。
  • 同じブランドは、成分の組み合わせや相性が考えられている、とされる(ナールス、ネイチャーズウェイ)。

いっぽう、デメリットとして、ナールスエイジングケアアカデミーは、最初から全アイテムをそろえると、肌に合わなかったときの金銭的な損が大きい、アイテムごとに減るペースが違う、費用がかさみやすい、新しいブランドを試す機会が減りやすい、を挙げていました。ネイチャーズウェイの解説でも、シリーズ全品を使うことが常によいわけではなく、肌の状態に合わせて、アイテムの数を調整することが大切、とされています。

単品使いで言われていること

ナールスエイジングケアアカデミーでは、ライン使いをしなくても、異なるブランドから、自分の肌質に合うものを選べば、肌の状態は保てる、としていました。1〜2品だけお気に入りを使って、ほかは価格で選ぶ方法や、いきなり全部をそろえず、1品ずつ試して、合うものを増やす方法も紹介されています。

いっぽう、ネイチャーズウェイの解説では、異なるブランドを組み合わせると、成分の相性で肌トラブルが起きることがある、という指摘もありました。HairHapiのコラムでは、ライン使いにこだわる必要はなく、肌に合うものをそれぞれ選べばよい、同じ有効成分が重なりにくくなるので、複数の悩みに対応しやすい、とされています。

つまり、ライン使いがよいか、単品使いがよいかは、資料によって見解が分かれていました。どちらかが正解、とは言えないようです。

オールインワンで言われていること

オールインワンについては、onecosmeのコラム(化粧品の販売会社のもの・参考程度)に、気をつけたい点が挙げられていました。

  • 配合が決まっているので、季節や肌の状態に合わせて、特定の成分の量を加減することができない。
  • いろいろな成分が1本に入っているので、肌に合わなかったとき、どの成分が原因か分かりにくい。
  • 乳液やクリームより、油分が少なめなので、フタをする力が弱い。
  • 特定の悩みがあるときは、専用のものを使うほうが向く場合がある。

同じコラムには、オールインワンと、化粧水・乳液を重ねたときで、水分量はほぼ同じだった、という測定の話もありました。測定の条件が分からないので、鵜呑みにはせず、「そういう話もある」くらいに受け止めています。つまり、短所は、保湿力そのものより、加減のしにくさのほうにある、という整理のようです。

オールインワンの形の違いや、足りないときの足し方などは、種類別の記事で、あらためて調べます。

3つを、表で比べる

比べる点ライン使い単品使いオールインワン
手間アイテムが増えるが、順番や量は決まっているアイテムが増え、組み合わせも自分で考える少ない
加減のしやすさアイテムごとに、量を変えられるアイテムごとに、量も種類も変えられる配合が決まっていて、加減しにくい
合わなかったとき1つずつやめて、確かめやすい1つずつやめて、確かめやすい成分が多く、原因が分かりにくい
費用全部そろえると、かさみやすい必要なものから選べる1本で済む。足すと増える
相性同じブランドで、相性が考えられている、とされる自分で見極める必要がある1本の中で、まとまっている

表は、これまで紹介した資料の内容を、私が整理したものです。販売会社やメーカーの解説が中心なので、一般的な傾向として、参考程度に見てください。

重ねると、保湿は高まるのか

Medical Noteの「皮膚の乾燥」には、保湿剤は複数のものを併用することで、保湿効果が高くなるので、化粧水、美容液、乳液やクリームなどを重ねて塗りましょう、という記述がありました。ただし、これは乾燥への対応として書かれたもので、アイテムの数が多いほどよい、という意味ではないと思います。先ほどのオールインワンの話と合わせると、重ねて使うか、1本にまとめるかは、肌の状態と続けやすさで決めればよさそうです。

どれを選ぶか:私の整理

ここからは、調べたことをもとにした、私の整理です。

  • まず習慣にしたい、続くか分からない:手間が少ない形から始める。オールインワンや、化粧水と乳液の2品など。
  • 乾燥が強い、トラブルがある、細かく調整したい:アイテムを分けて、1つずつ調整できる形のほうが、合わせやすい。トラブルが強いときは、先に皮膚科へ。
  • ライン使いか、単品使いか:資料の見解が分かれていた。どちらでも、全部を一度にそろえず、1つずつ試して増やす。

途中で切り替えてもかまわないと思います。足りなければ足す、合わなければやめる、という進め方であれば、どの組み立て方でも、大きく失敗しにくいのではないでしょうか。

どの組み立て方でも、共通すること

  • 洗顔のあとは、なるべく5分以内に保湿する(Medical Noteの解説)。
  • 強くこすらない。
  • 初めて使うものは、少量で試してから。使い始めるときは、一度に1つずつ。
  • 赤み、かゆみ、ヒリつきが出たら、使うのをやめる。続くときは皮膚科へ。

まとめ

  • 組み立て方は、ライン使い、単品使い、オールインワンの3つ。
  • ライン使いは、そろえやすく迷いにくいが、費用がかさみやすい。単品使いは、必要なものから選べるが、自分で見極める必要がある。資料の見解は分かれている。
  • オールインワンは、手間が少ないが、加減しにくく、合わなかったとき原因が分かりにくい。
  • どれを選んでも、全部を一度にそろえず、1つずつ試して、合わなければやめる。

参考にした資料

※この記事は個人が調べた内容をまとめたもので、医療上の助言ではありません。効果の感じ方には個人差があります。気になる症状が続くときは皮膚科にご相談ください。